FC2ブログ

アジアの織物 PANDAN TREE blog

~アジアのことから身近なことまで、きままブログ~
-

織物の中のモチーフ【花①】

暖冬続きの今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

冬になると、
「寒いね~」
などと、ついつい口から出てきてしまうところですが、今シーズンはこれといった寒さも感じないまま春になってしまうのでしょうか・・・?

さて、そんな暖かな冬にふさわしい(?)テーマで、久し振りの「織物の中のモチーフ」をご紹介したいと思います。
今回のお題は「花」。

織物の中には様々な花の文様があしらわれておりますが、今回花第一弾としてご紹介したいのはグリンシンに登場する花。

グリンシンと言えば、インドネシア・バリ島のトゥガナン村でつくられる世界でも稀なダブルイカット(経緯絣)として有名ですが、このグリンシンには20~24種程の文様があったとされます。
現在は廃れてしまった文様も残念ながら何種かあるそうですが、現在もあしらわれる文様の中には花も幾つか見られます。

まずはチュンプロン(Cemplong)と呼ばれる文様。

グリンシン・チュンプロン1

どうでしょう、ひまわりのように華やかな文様がメインにあしらわれていて素敵ですよね。

ひまわり

チュンプロンの場合は、このひまわりのような大輪の花の周りにも小花が散りばめられる構造となるそうで、優雅な雰囲気が一層高まって見えます。

グリンシン・チュンプロン2

尚、このチュンプロンに一見・・・と言うよりも、非常に似て見えるタタラダン(Teteladan)と呼ばれる太陽を表す文様もありますが、こちらはまた次の機会に「宇宙」などの括りで紹介させて頂きますね。

次に紹介させて頂くグリンシンの中の花はチュンパカ(Cempaka)。

チュンパカと言うとバリ島らしさが漂う花で、同じくバリらしさが漂うイランイラン(Ylang ylang)にもちょっと似た花ですが、イランイランの方が花びらが細長くクルンクルンとなっている度合いが強いので見分けられるかと思います。

チュンパカは神様へ捧げる花として祈りの際などに見かけますが・・・あれ?我が家の画像ストックにチュンパカが・・・ない(´-ω-`)。
旅先では散々写真を撮りまくっているはずなのに・・・何故、チュンパカ画像がないのか(T_T)?

・・・という訳で、フリー画像をお借りしましたm(_ _)m。

チュンパカ

このチュンパカが織り込まれたグリンシンがこちら↓。

グリンシン・チュンパカ2

グリンシン・チュンパカ1

時折、フランジパニ(プルメリア/バリでの呼称はジュプンJepun)をチュンパカと間違えて紹介している事もあるようですが、異なる花ですのでご注意を。
こちらがフランジパニです↓。

フランジパニ・プルメリア

チュンパカは、木としてはフランジパニよりも高く、花としてはフランジパニの方が華やかで良く見かけるためか、ついつい街を歩いていてもチュンパカが咲いているシーンを見逃してしまうのでしょうか・・・(´-ω-`)。
多分、市場でもお供え物売り場などで見かけていると思うのですが・・・う~ん・・・。

チュンパカは神様への捧げ物という事もあってか、儀式の際に手に挟んで祈ったり耳に飾っているのを見掛けてチュンパカに気付く事が多いような気がしますが、次の渡バリの際には、木に咲いているチュンパカを忘れずに激写してきたいと思います

バリ島祈りの風景

因みに、チュンパカの香りはとても素敵で、オーガニック石鹸やお香としても使用されていますので、バリらしいお土産としてもピッタリだと思います。

尚、こうしたチュンプロンやチュンパカといった花の文様が織り込まれた細布は、女性の胸当て(前掛け)などに好んで使用されるようです。

グリンシンには他にも苦瓜(ゴーヤ)やタマリンドといった、
「おっ(*^^*)♪」
と楽しくなるような意外性のある植物も文様としてあしらわれているそうで、そうした地域特有の風土や動植物によって生み出された文様に思いを馳せるのも楽しいものです♪

トゥガナン村

該当の記事は見つかりませんでした。

Trackbacks

trackbackURL:https://pandantree.blog.fc2.com/tb.php/351-30643955