アジアの織物 PANDAN TREE blog

アジアのことから身近なことまで、きままブログ
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ラオスのドア・カーテン

寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、先日ようやくカレン族シルバーアクセサリーオリジナル・アクセサリーをUPさせて頂きましたが、今回は同時にUPさせて頂いたラオスのドア・カーテンをご紹介させて頂こうかと思います。

カーテンと言うと、上にプリーツの付いた窓用の物が思い出されますが、このラオスのドア・カーテン「パー・カン(Pha Kang)」は例えるならば、暖簾のような役割とでも言えばいいでしょうか。

伝統織物ドア・カーテン1

上の画像は撮影の関係上2つ折りの状態ですが、実際に使用する際には全長広げて使われます。

各部屋の出入り口にドア(扉)が設けられていないことも多々あり、寝室のドアに目隠しとして掛けたり、お客さんを招き入れるメインルームから各部屋や台所への出入り口に掛けたり・・・、

ラオスのお宅の台所
(とあるラオスのお宅の台所)

と、各部屋の鴨居から垂らしてドア代わりに使われるため、幅もブランケットや敷物として使用されるパー・ホム(Pha Hom)よりも細身のドア幅前後で仕立てられます。

中には、新婚さん用に特別仕様で作られた幅広のパー・カンもあるようで、今度、渡ラオスの際に出会えれば・・・と願う次第(^^)。

さて、このパー・カン。
使用する際は上部に棒を通せるように輪っか状に別布が付けられたりしますが、今回UPさせて頂いた品は、カーテンとして使用される前の状態ですので、輪っか等がない分、浮織りの魅力を活かして(本来のドアカーテンとして以外にも)様々にアイデア次第でご利用頂けるかと思います(^^)。

パー・カンはつくられる地域によって風情が異なってきますが、今回UPさせて頂いた物は染織の盛んなフアパン(サムヌーア周辺)でつくられた物。
華やかな色合いが特徴的で、魔除けのシンボルとされる文様が浮織りされていることが多かったりします。

伝統織物ドア・カーテン3

縁取りもまた特徴の一つで、これまでは縁取りのみされる事が多かったのですが、昨今は裏にも布を当てることが増えてきたそうです。

さて、このパー・カン。
現地で一瞬見た時は、
「パー・レェープ(Pha Laep/旅先や寺院などで使用される簡易敷布)かな?」
と思いながら眺めていたのですが、伺った所、
「これは“パーカンプラトゥー”よ。」
とのこと。

「プラトゥー(・・???」
パー・カン(Pha Kang/カーテン)に、門・ドア・戸を意味するプラトゥー(Pratuu)を加えて、
『パー・カン・プラトゥー(Pha Kang Pratuu)=ドアの仕切り布(ドア・カーテン)』
という事だそうです。

そう言えば、ちょっと前にこちらの「写真ブログ」で紹介させて頂いたタイの市場でお馴染みの魚もプラトゥー(Plaathuu)ですね(^^;。

プラトゥー(魚)

因みに、バンコクのショッピング・エリアにあるプラトゥーナムは、
プラトゥー(Pratuu)=門、ナーム(Naam)=水で“水門”の意味。
そう言えば、近くに運河が走っていますね、なるほど~( ..)φ!

という訳で、ラオス~タイで生活用品として使用される伝統織物が大好きな私ですが(*^_^*)、艶やかさの中に素朴な風合いを持った織物パー・カンを、どうぞお楽しみ下さい♪
伝統織物ドア・カーテン2

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