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アジアの織物 PANDAN TREE blog

~アジアのことから身近なことまで、きままブログ~
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パドゥア【カレン族シルバーアクセサリーのモチーフ】

カレン族シルバーアクセサリーには、かつては700~800種類もの刻印があったと伝えられます。

多くの刻印の意味合いが、時代の流れによって薄れ、忘れられてしまった中で、今もシンボル的にあしらわれ続けているのが「パドゥア(Phadua)」。
現在のカレン族シルバーの中でも、最も代表的な文様と言えるでしょう。

パドゥアは、神へのお供え物を表す祝いの花や、幸せの花を表し、魔除けの意味合いも込められています。

この花様の文様は、カレン族の伝統文化のシンボルとして古来伝えられてきたKloと呼ばれる青銅のドラムにも見られ、重要な局面で祖先の魂を呼ぶ儀式の際や、雨乞いの儀式の際に用いられてきました。

また、タイ周辺で栄えていた王朝で流通していた貨幣(Pod Duang/Pot Duang)に刻印されていた模様の一つからヒントを経たとも伝えられており、その貨幣はこうしたくるんとした形で、糸に通して持ち運びやすいように、通し穴があったそうです。

カレン族パドゥア1

そして、この独特の形の貨幣もまた、いにしえにお金として用いられていたタカラガイ(子安貝)を模したものだそう。

中央の円形周辺のドットの数は、6~8など様々ですが、一番ポピュラーなのが6個。

カレン族パドゥア3

中央のドットと合わせて7個・・・と、数百年前から人間のチャクラを表す数で貨幣に刻印を施し始めたのだとか。

とてもシンプルなモチーフですが、様々なタイの歴史やカレン族の人々の願いが込められた文様です。

カレン族パドゥア2

〔後記〕
私も大好きな文様で、当PANDAN TREEのfaviconにも、長年パドゥアを使用しております(*^^*)。

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