アジアの織物 PANDAN TREE blog

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色にまつわるお話し(タイ・デーン族)

ベトナム北部からラオス北部に多く暮らすタイ・デーン族(Tai Daeng)。

デーン(Daeng)は赤の意。
女性達が伝統衣装に赤を好んで使用してきたことや、紅河(Red River)沿いに暮らしていたことから、赤タイ族(Red Tai/Tai Rouge)と呼ばれます。

タイ・デーン族は水の神ナーガ(Naga)を非常に信奉しており、そのつくり出す織物にも頻繁に織り込まれてきました。
現在ではタイ族のみならず、ベトナム・ラオス・タイの織物に欠かせない文様となったナーガですが、このタイ・デーン族の織物にあしらわれたのが始まりと言われております。

このタイ・デーン族(赤タイ族)とナーガの関係は、現在も言い伝えや習慣として残されています。

ナーガのたてがみの色は赤。
そんな赤の色を人間が使用している姿を見つけると怒り、危害を与えた・・・と。

そのため、普段は赤の色を好んで民族衣装に使用しているタイ・デーン族(赤タイ族)の人々ですが、ナーガが暮らす川を渡る際には、赤い色を使った衣服を避けたとか。

水の神を畏怖しながら、自然や生命を育んでくれる水(川)の恩恵に感謝の念を込めて暮らしてきたタイ・デーン族(赤タイ族)の生活が窺えるような逸話ですね。

タイ・デーン族の肩掛け布

このタイ・デーン族の愛してきた赤い色が印象的なパービアン(肩掛け布)。
近日中にアップ予定ですので、ナーガへの崇拝の思いが込められた織物を、どうぞお楽しみに。

ラオスの風景

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