FC2ブログ

アジアの織物 PANDAN TREE blog

アジアのことから身近なことまで、きままブログ
-

織物の中のモチーフ【犬】

2月に入り寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日は、こちら神奈川でも雪がチラついておりますが、本当に春の訪れが待ち遠しいですね。

さて、今回はお久し振りの「織物のモチーフ」シリーズを。
今回のお題は「犬」。

時折、
「○○(動物などの種類)の織り込まれているイカットはありますか?」
といったお問い合わせを、お客様から頂くことがあります。

この「織物の中のモチーフ」シリーズで取り上げている文様は、(私の好物という個人的好みが理由でもありますが(^^;、)モチーフ展開の素晴らしさが世界の織物の中でも稀有なスンバ島イカットに視点がクローズアップされることが多かったりします。

・・・で、この「○○(動物などの種類)の織り込まれているスンバ・イカットはありますか?」といったお問い合わせの中には、
「ありますよ(^-^)。」
という種類の物と、
「いえ、残念ながら・・・(+_+)。」
といった種類の物があります。

例えば、これまで幾度か頂いた事のある『干支に因んだ文様の織り込まれたスンバ・イカット(またはパヒクンなどの他の技法のスンバ島産の織物も含めて)が有るか?』・・・といったお問合せの場合、ご自身または家族などの幸を願い、その干支の織り込まれたイカットを飾りたいといった思いから、こうしたご質問を頂いたりすることも多いのですが、当店の在庫としてに限らず、スンバ・イカット全般での視点として、その中に現れることがあるかどうか・・・と言うと・・・、

子(ねずみ)・・・「う~ん、多分無いのでは・・・。」
丑(うし)・・・「あります。」 
寅(とら)・・・「極々稀に・・・でも殆ど見かけませんね。実際、私自身も実物を手に取っては見たことがなく海外の専門書などで見かけたくらいです。あっ、でも獅子は時々ありますね。」
卯(うさぎ)・・・「う~ん、多分無いのでは・・・。」
辰(たつ)・・・「あります。」 
巳(へび)・・・「あります。」 
午(うま)・・・「あります。」 
未(ひつじ)・・・「う~ん、無いのでは・・・。」
申(さる)・・・「あります。」 
酉(とり)・・・「あります。」 
戌(いぬ)・・・「稀にあります。」
亥(いのしし)・・・「う~ん、多分無いのでは・・・。豚さんは生贄として登場するんですけれどもね・・・。」

といった感じになります。

では、この
「稀にあります。」
の犬(戌)は、スンバ・イカットの中に、どう登場するのでしょうか?

こんな感じの登場が多かったりします↓。

スンバ島イカット

スンバ島では、王族や貴族達が乾季に宗教儀式として鹿狩りを行ったそうで、その狩りの際に、犬が飼い主の王族や貴族をアシストしていたそうです。
言わば猟犬。

その為、現在の所、いにしえの狩りの様子が織り込まれているスンバ・イカットの中に犬が登場!・・・といった感じでしょうか。

さて、東南アジアの犬と言えば、一昔前までは、町や道端などで見かける野良犬が多く見られました。

バリ島の犬3

動物好きな私でも、縄張り争いの喧嘩をしている犬や、

メーサロンの犬

皮膚病を持っているらしき犬の横を通り過ぎたりする際は、
「狂犬病・・・(-_-;)。」
が脳裏をよぎり、恐る恐る通る・・・ということも。

最近は、ペット(家族)として飼い主に大事にされている犬も多くなり、そうした犬には気軽に近寄りナデナデ出来るようになりました(^-^)。
これも時代の変化なのでしょうね。

バリ島の犬2

もしかしたら、時代の変化で、犬好きのスンバ・イカットの作り手さんが、自分のペットの犬をイカットに表すような日が来るかも・・・などと、ふと思ったりした今日この頃です(^-^)。

バリ島の犬1

スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Trackbacks

trackbackURL:https://pandantree.blog.fc2.com/tb.php/240-4161dea5