アジアの織物 PANDAN TREE blog

アジアのことから身近なことまで、きままブログ
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イカットの縁へのこだわり

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、PANDAN TREEも5日から通常営業に戻りましたが、新年第一弾&第二弾の商品ご紹介として、人気のカレン族シルバーピアスと、ナガ族のペンダント・トップをアップさせて頂きました。

カレン族シルバーに関しては、PANDAN TREEらしく、カレン族の人々のデザイン性の素晴らしさがギュッと詰まった存在感のある品揃えとなっておりますので、皆と一味違った個性的な装いをお楽しみ頂けるかと思います。

ナガ族のペンダント・トップに関しては、実はオリジナルアクセサリーの制作用にと以前仕入れしてきた物。

ナガ族人面ペンダント

渦巻きタイプの方は、これまで何度かネックレス素材としてオリジナルアクセサリー・コーナーに登場したことがありますが、人面の方はこのダイナミックな風合いを生かせる良いデザインがなかなか浮かばず(;_:)、そのままの形で皆様の手に委ねさせて頂くことに致しました。

こちらの品はミャンマー側に暮らすナガ族の方自らが国境を越えてタイ北部の骨董店へと持ち込んだ物で、その家のおじいさんが90~100年程前に作った物を、その息子さんであるおじさんが私が買い付ける10年程前にそのお店に持ってきたそう。
そうした謂れの品を、3年前に私が購入した・・・と、100年程をかけて3か国を旅してきた品。

シンプルに紐を通されても良し、インテリアとして飾っても良しと、なかなかインパクトのある風情です。

さて、新年初のブログのお題は、「縁」。

世の中には額縁・縁取り・崖っ縁・・・と、様々な「フチ」がありますが、今回のテーマの「縁」はイカットの縁飾り。

イカットには、端が解けてこないようにと縁飾りが施される物があります。

ボーダー、またはエンドボーダーと呼ばれることが多いこの縁飾りですが、上記のような実用的な意味合いの他にも装飾性が高まるといった良点も持ち合わせています。

こちらはスマトラ島のウロスに施されたエンドボーダー↓

スマトラ島イカットエンドボーダー


特にスンバ島イカットのヒンギー(腰巻)などは、このエンドボーダーが効果的にあしらわれている織物の一つかと思いますが、実は私自身もこのエンドボーダーのデザインや色彩に惚れて購入してきた物がこれまであったりします。

スンバ島では、このエンドボーダーはカバキルと呼ばれますが、大概がストライプ状のデザインで、そのヒンギー本体の色合いに合わせた感じで作られます。

スンバ島イカットエンドボーダー4

スンバ島イカットエンドボーダー3

時折、かつての宗主国オランダの国旗の3色ストライプで作られている物もあり↓、歴史を感じることも。

スンバ島イカットエンドボーダー5

また、中には文様の織り込まれた物もあり、なかなか面白い風情が満載です(^-^)↓。

スンバ島イカットエンドボーダー1

このカバキルは、余った経糸(フリンジの部分)を今度は緯糸にし、一体のままで織られていきます。
下の画像はイカット用のカバキル作りの風景ではありませんが(地元高校の校旗を、イカットの名産地スンバ島らしく織物で作っている最中でした。)、このような小さな地機で作られていきます。

スンバ島イカットエンドボーダー作り

旅のお土産でイカット選びに悩んだ際は、カバキルのデザインで決めてみても楽しいかと思います(^-^)。

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