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アジアの織物 PANDAN TREE blog

アジアのことから身近なことまで、きままブログ
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ナガ族装身具

春が待ち遠しい今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、なかなか商品写真を撮る時間が作れずにおりましたが(^^;、今回は先日UPさせて頂いたナガ族のかんざしをちょっとご紹介したいと思います。

以前も少々UPさせて頂きましたが、水牛(バッファローボーン)製のこのナガ族のかんざし。
残りの在庫が少なくなった事もあり、
「何処かで扱っていないかな~・・・(´・ω・`)」
などと考えながら、いつもお世話になっている仕入れ先を昨年訪れた所、
「丁度この間、山から戻ってきた所なのよ」
と、オーナーが満面の笑顔。

そうなんです。
このオーナーさん、商材を探しに2~3週間山に入りっぱなしの事が時折あり、タイミングが悪い時には訪れても会えず仕舞いな事もしばしばだったりするんです(^^;。

その満面な笑顔のオーナーさんの仕入れ品の中に、ナガ族のかんざしが沢山!

思わず、買い占める勢いで大量購入してきてしまいました(*^^*)。

ナガ族かんざし
(これは一部です↑)

話変わって、この所、トランプ大統領がメキシコとの国境にフェンスを作ると宣言したニュースなどがありましたが、もう一ヶ所、個人的に見逃せないフェンス問題があったりします。

それは、このかんざしなども生み出しているナガ族の人々を分断するフェンス。
何やら、ミャンマー側が国境を確定したいとの事で、進めているそうです。

もし、興味がありましたら、どうぞこちらのニュースをご覧下さい。

「ミャンマー・インド国境のフェンス建設 インド側が懸念 / 2017-01-27」

The Financial Express (ニュース原文)

昔は、インド~ミャンマーからタイ北部へのナガ族の民芸品の流通ルートといったものもあり、ナガ族の方が遠路はるばる運んできてくれた100年程を経た素晴らしい工芸品に出会う事もありました。

ナガ族人面ペンダント

こうした交易の路が閉ざされるだけではなく、インドとミャンマーの国境線上に跨るようにお家を持つナガ族のお宅があったり、住民の場合はある範囲は自由に両国間を行き来出来ていたこれまでの状況が変わったりと、元々その地に暮らしていた同族の人々が分断され、このように翻弄されると言うのは、何とも切ないものですね。

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色にまつわるお話し(タイ・デーン族)

ベトナム北部からラオス北部に多く暮らすタイ・デーン族(Tai Daeng)。

デーン(Daeng)は赤の意。
女性達が伝統衣装に赤を好んで使用してきたことや、紅河(Red River)沿いに暮らしていたことから、赤タイ族(Red Tai/Tai Rouge)と呼ばれます。

タイ・デーン族は水の神ナーガ(Naga)を非常に信奉しており、そのつくり出す織物にも頻繁に織り込まれてきました。
現在ではタイ族のみならず、ベトナム・ラオス・タイの織物に欠かせない文様となったナーガですが、このタイ・デーン族の織物にあしらわれたのが始まりと言われております。

このタイ・デーン族(赤タイ族)とナーガの関係は、現在も言い伝えや習慣として残されています。

ナーガのたてがみの色は赤。
そんな赤の色を人間が使用している姿を見つけると怒り、危害を与えた・・・と。

そのため、普段は赤の色を好んで民族衣装に使用しているタイ・デーン族(赤タイ族)の人々ですが、ナーガが暮らす川を渡る際には、赤い色を使った衣服を避けたとか。

水の神を畏怖しながら、自然や生命を育んでくれる水(川)の恩恵に感謝の念を込めて暮らしてきたタイ・デーン族(赤タイ族)の生活が窺えるような逸話ですね。

タイ・デーン族の肩掛け布

このタイ・デーン族の愛してきた赤い色が印象的なパービアン(肩掛け布)。
近日中にアップ予定ですので、ナーガへの崇拝の思いが込められた織物を、どうぞお楽しみに。

ラオスの風景

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生活のための織物

暑さも和らいだと思ったら、雨続きの9月となっておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

そう言えば、最近スカッと晴れた青空を見ていないような(・・?・・・そんな気がしますが、そういう時は・・・と、好きな音楽を掛けて一緒に歌いながらこのブログを書いている次第です(*^_^*)。

さて先日、ラオスのタイ族の織物コーナーに数点アップをさせて頂いたのですが、今回はその織物に関するお話しを。

今回のブログのタイトルを、
「生活のための織物」
とさせて頂きましたが、こういう題にすると、
「母~さんが~夜なべ~をして、織も~の織ってくれた~♪」
的な、家計を支えるためにお母さんが日夜一生懸命織物をつくって内職している・・・、
といった、ちょっと健気な状況に取られてしまうかもしれませんね(^^;。

・・・が、今回の「生活のための織物」とは、
「日常生活に家族で使用するための心温まる織物」
という意味合いでのお話し。

東南アジアにおいて、日常生活での伝統織物の使用方法というと、皆さんは何を思い浮かべますか?

以前に比べれば、染織文化が色濃く残る東南アジアでも伝統衣装を纏っている人々を見掛ける機会は少なくなってはおりますが、それでも旅先でふと、地元の人々が腰巻・腰衣や肩掛けを纏っている姿を見掛けることもあるかと思います。

では、衣服以外での使用はというと?

この衣服以外の用途で織物が多く使用されてきたのが、このタイ族なのではと思います。

実は、このタイ族の織物。
私の好物の一つであったりします(*^_^*)。

ブログでも度々タイ族のお話しをさせて頂いてることも相まってか、ご愛顧頂いているお客様からは時折、
「小笠原さんって、本当にタイ族の織物好きですよね~。」
と(^^;。

そうなんです、多分、ヌサトゥンガラの織物と並んで好きなんでは・・・と、自分でも思います(*^_^*)。

その好きな理由の一つが、
“(生活に密着した)家族のための織物文化が培われてきた”
という事。

時代の流れと共に、最近は残念ながら中国製のプリント柄の量産生地でつくられた寝具や身の回り品を市場で購入して使用といったパターンが殆どとなってしまいましたが、それでも、現在でもラオスなどでちょっと都市部から離れて町や村を歩いていると、

こんな風景↓を見掛けることがあります。

タイ・ルー族の織物

これは布団(マットレス)で、ラオスではサリーと呼ばれますが、こうした日常使いの布団にも藍染めとタイ族伝統の浮織りの技が駆使されています。

その他、

敷布(パー・ロップ)
簡易寝具・敷物・ブランケットなどに使用される多目的布(パー・ホム)
枕(モーン)
カーテン/仕切り布(パー・カン)
蚊帳(ポエイ/ムン)

などなど・・・。

こうした生活用具としての織物には、素朴な風合いの綿が使用される事が多く、この綿地の白を活かしつつ、浮織り部分には、

・藍染めによる青
・蘇芳などによる赤(綿の場合は動物染料のラックよりも植物染料を使用することが多いようです)

が頻繁に使用されます。

上記の様に用具として完成した物の他、今回PANDAN TREEでご紹介させて頂いたパネル布のように、仕立てる予定で作られたものの、織り上げたままの状態で敷物として使用といった場合もあるようで、そんな塩梅も含めての大らかさが好きだったりします(*^_^*)。

こうした織物は、日常の生活用具としての他、来客へのおもてなし、そして寺院への寄進としてつくられてきました。
家族、客人、神様のための織物。
多分、こうした周囲の人への温かな気持ちが感じられるのが、タイ族の織物が好きな理由の一つなんだろうな~と思います。

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チン族肩掛け布

晴れ間が恋しい今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて先日、久し振りにチン族の織物をアップさせて頂きました。
今回、ご紹介させて頂いたのは、チン族の織り技のすばらしさが凝縮された肩掛け布。

チン族肩掛け布1

【チン族肩掛け布商品ページへ】

ご覧のように、両サイドにシードビーズがびっしりとあしらわれた重厚感のある風合いとなっており、こうした緻密なデザインの民族衣装を纏う優雅さもまた、素敵なものですね(^^)。

チン族と言うと、PANDAN TREEで既にご紹介させて頂いている胸当て布も素晴らしい織り技ですが、この肩掛け布も胸当て布同様に、裏側に模様や色糸が現われずに無地となる片面縫取り織りの技法で織り上げられており、仕上がるまでに時間を要する実に手の込んだ織物。

チン族肩掛け布3

繊細な織り技術が魅力のチン族肩掛け布を、どうぞお楽しみ下さい♪

チン族肩掛け布2

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カレン族の民族衣装(貫頭衣)UP致しました

雨続きの今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、先日当ブログでもお知らせさせさせて頂いたカレン族の民族衣装【貫頭衣】ですが、先日アップさせて頂きました。

カレン族民族衣装貫頭衣1
【カレン族民族衣装(貫頭衣)商品ページへ】

カレン族と言えば、シルバーアクセサリーが日本でも人気ですが、味わい深い織物をつくる民族としても知られております。

今回ご紹介させて頂く貫頭衣は、男性用・女性用、そして新旧多様なデザインとなっております。

こちらは、ジュズダマや可愛らしい刺繍が施された女性用の貫頭衣の古布。
カレン族民族衣装貫頭衣2

そして、こちらは草木染めによる手織り布でつくられた男性用の貫頭衣。
カレン族民族衣装貫頭衣3

天然染料の優しい彩りと、温かさがあふれる素朴な生地感が素敵です(^^)。

イカットハンガーに掛けて、お部屋のインテリアにしても素敵ですし、生地の風合いを活かしてインテリア雑貨や服飾雑貨を仕立ててみても楽しいかと思います(^^)。

どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい♪

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