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アジアの織物 PANDAN TREE blog

~アジアのことから身近なことまで、きままブログ~
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さてと…

GW明けの青空が広がる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
コロナも5類扱いとなり空港検疫なども撤廃されたという事で、GWは海外旅行を満喫された方も多いかと存じます。

ちょっとずつ以前の生活というか環境に戻りつつあるのが嬉しい限りですが、個人的にはなんだかこの3年ちょっとの間に仕事面でのペースが狂ったと言いますか、鈍った部分も生じたようで(^^;、ちょっと自分に喝👊!を入れている今日この頃です。

仕事柄お世話になっている東南アジアは発展著しい国々という事もあって、ただでさえ一年経ただけでもガラリと変化している事が多いのですが、このコロナの3年ちょっとでの東南アジア諸国の変化具合に頭が付いて行けるかな~😵‍💫…?と、色々と戸惑いながら下調べをしております。

まずはコロナ期間中に切れたパスポートを新規で取り直すという初歩の初歩から始めている状態ですが(^^;、せっかくマイナンバーカードがあるんだし、戸籍謄本など必要なしにもう少し簡単にパスポートを取れるシステムにして欲しいな~…などと思ったり。
加えて、なんだかここ神奈川は新規申請はオンラインで出来ないみたいですね…面倒ですね…。

と、そんなこんなな日々ですが、ようやくオリジナルアクセサリーの制作も終わり、物撮りに取り掛かろうかとイソイソと動き始めております。
あれやこれやと並行しながら進めている事もあってか、ふと頭の中がウニになり釣られて体もフリーズ(゚_゚)!してしまう瞬間があったりで、これもこの3年間で頭がすっかり鈍って&錆び付いてしまったせいかな~?…と、そこで再び自分に喝👊!の今日この頃です。

コロナ禍の期間中も、海外とのメールと画像のやり取りで仕入れをチビチビと行っておりましたが、どうしても自身で現地で一つ一つチェック(検品)しながらの仕入れ時よりも状態の良くない物が含まれてしまう割合が増えてしまうのが最大のネック。
加えて、オーダーをしていない物が含まれていたり、オーダーをした物が含まれていなかったりもチラホラ…。

そんな訳もあって、この3年ちょっとの後半は、向こうにある程度託さざるを得ない形での仕入れは控えていたのが実情だったりします。

もちろん向こうの方に悪気がある訳でも故意がある訳でもないんですけれどもね、やはり世界でも清潔度や細部に拘る正確さにかけてはピカ一の国民性の我が日本。
現地での直接仕入れの際は、そうした点を頭に入れて仕入れ品を選別している部分も多分にあります。
相手方にはちょっとしたスポット汚れや傷などは気になさらない大らかさを持った方も多いので(^^;、やはりここら辺はサクッと自分の目で見て選んだ方が合っているような、そんな気がします。

そんなこんなですが、大まかに言えば当店はアジア雑貨店の部類にも入るかと思いますが、一般的な量産品をあまり扱っていない事もあってか東南アジアの染織品についての様々なコアなご質問を頂いたりもします。
こうした染織談義も楽しいもので、且つ、お客様に非常に為になる事柄をご教授頂く事もあったりで有難い限り。

個人的には、染織に限らず木彫りなどの民族アートなども含めて色々と「面白い!」と感じた物を仕入れしてきましたが、今後もこうした気持ちを胸に、様々な品が皆さんの創作などでのインスピレーションの素にでもなれたら嬉しいな~…と考えております。

さてと、3年ちょっとの半冬眠から目覚めるとしますか💪!

ラオスの村にて

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シルバー色々 Part 1

お花見シーズンも過ぎ、花散らしのような風の強い日が続く今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年は雨の多いお花見シーズンでしたが、3年振りに以前のようにお花見を楽しまれた方も多いかと存じます。
私も雨の合間を見てお花見をしてきましたが、やっぱりお花見って日本の良い文化ですよね🌸

と、そんなこんなな日々ですが、気が付けば季節も進んで新緑のシーズン。
先日まで年度末やら何やらでバタバタ気味でしたが、ようやく遅れに遅れていたアクセサリー作りに本腰を入れて取り掛かれそうな気配です。

春頃にはオリジナルアクセサリー・コーナーのリニューアルも終わって再開する予定だったんですけれどもね…、気が付けばもう新緑の季節…(´-ω-`)
なのに、まだまだ仕上げまでは時間が掛かりそうな遅々とした状況続き( ノД`)シクシク…
まだまだお時間を頂く事となりそうですが、もし宜しかったら気長にお待ち下さいませ。

さて、そんな日々続きなもので最近は毎日のようにシルバーパーツを手にする日々を過ごしているのですが、今回は気分転換的に手を休めてシルバーについてのお話しを。

これまでもカレン族やバリ島のシルバーに関して本ブログにて様々にご紹介させて頂いておりますが、今回はジュエリーとしてのシルバー素材そのもののお話しをさせて頂こうかと思います。

個人的に昔からシルバーアクセサリーが大好きで、お店を始める前から様々なシルバー製品を身に着けておりますが、一般的には、
「シルバーって金・プラチナ製ジュエリーよりお手入れや保管が大変だよね」
…と思われがちでもあると思います。

でも慣れてくると、ちょっとの気遣いや保管方法で格段に簡単に扱いやすくなり愛着が湧いてくるもの。
そんな感じで長年いたせいか、特にはシルバーの手入れは大変とは思わない人生になっておりました。

…が、先日、気付きの瞬間が目の前に現れました。

それは、
「昔買ったアクセサリーをキレイにしたいんだけど、どうやればいいのかな?」
と友達から聞かれた際の事。

送ってもらった画像を見た所、良い感じのターコイズに真鍮のビーズが組み合わされたネックレスのように見え、
「かくかくしかじか、こうしたら良いと思うよ👍」
と伝えたところ、
「…真鍮じゃなくてシルバーなんだけど…」
と。

「えっΣ(・ω・ノ)ノ!?」
そうか…、シルバーだったのね…。

図らずも我が友も『なぜこうなった!?』派だった訳ですが、何でも昔アリゾナに旅行した際に買ってきた思い出の品らしく、ターコイズを見るとなるほど名高い鉱山が点在するエリアでゲットしてきただけあって良質なターコイズである片鱗が見られる品。
ならば、
「良いターコイズっぽいし、折角だから腰を据えて分解掃除してキレイキレイしてあげたほうが良いよ♪難しかったら遠慮なく泣きついてきてね~👌」
と伝えたのですが、やっぱりシルバーって保管が難しい面もある素材かもな~…と久し振りに気付いた次第。

当店では一年程前から、シルバーアクセサリーをご注文頂いた際には保管用にチャック付きビニール袋を同封してお送りしておりますが、これはご注文頂いたシルバーアクセサリーがその後お客様の元でどのように保管頂いているか不明&心配な訳でもありまして、ならば少しでも長く愛用頂きたいなぁ~…といった思いからだったりします。
ええ、PANDAN TREEからの余計なお節介という事で( ̄▽ ̄)

今回の件で、
「このスタイル(チャック付きビニール袋同封)、ある意味間違いではなかったかも!?」
…そんな気がする今日この頃だったりします。

では、こうしたチャック付きビニール袋が空気や空気中の水分などを完璧に遮断をしてくれるか…と言うと、本当に微細な分子単位での漏れははあるようで100%とは言えませんが、それでも気軽に手に入る物ですし、こうした袋にストックしておくだけでも黒ずみをかなり防止&遅らせるのに役立ちますのでお勧めです。

個人的には私用のシルバーアクセサリーは、市販のチャック付きビニール袋に個々に入れた後、カテゴリー毎に大き目チャック付きビニール袋に入れて二重にして保管しておりますが、こうした市販の袋を利用した方法でも充分ではないかな?…と思います。
例え、数年しまいっ放しのシルバーアクセサリーでもシルバー用クロスで軽くササッと磨くだけで元通りに輝いてくれますし🌟

もしも心配な方は、専用のビニール袋や変色防止ペーパーも販売されていますので、そうした物を活用されても宜しいのでは。

さて、このシルバー製品の変色は主に黒ずみなのですが、シルバーの黒ずみは硫化によるもので人間の皮脂や私達が日常暮らしている空気の中にわずかに含まれる硫黄成分などが原因で起こります。
因みに、身近な所では化粧品や洗剤などに使われる界面活性剤や車などの排気ガスにも含まれているそう。
時折、
「シルバーアクセサリーが錆びた」
といった間違った言い方をされる方がいらっしゃいますが、錆は中の金属を劣化しボロボロに腐食してしまう症状。
硫化はそれとは異なり、表面が硫化して膜が出来たと考えて頂ければ良いかと思います。
内部は浸食されていないので、ちゃんと磨いてあげれば元通りに戻ります。
シルバーアクセサリーに温泉がご法度なのも、温泉には硫黄成分が付きものだからだったりします。

「じゃあ、硫化が膜(表面)だけならば、温泉で変色した物も元に戻せるよね?」
と言われる方、ええ、戻ります…いいえ、戻せます…でもガッツリ変色するので、多分一般の人でしたら磨き通すのが大変!なんですね。
根性のある方や、洗浄液を使ったり、裏技&実験的な事柄がお好きな方でしたらOKかな?…とも思いますが…いやいや、やっぱり公にはシルバーアクセサリーを身に着けての温泉はお勧めできません(^^;

もう一つ、シルバーの変色の原因として挙げられるのが塩素による塩化で、この塩化銀の状態となるとなかなか厄介。
日常使用する水道水やプールなどにも塩素は含まれておりますが、これらの濃度は非常に薄いため、ちゃんとシルバー製品を乾かして頂けたら塩化する事はまずございません。

…が、汗・水分などの液体が付いたままや湿気の多い所に長期保存しっぱなしなどでは塩化銀となってしまうため、そうした状況下での長期ストックは厳禁となります。

硫化による黒ずみともちょっと異なる感じなのですが、手入れをして一旦ピカピカになっても茶色味を帯びたシミが比較的短期間で浮き出てしまったりします。

ただ、日常使いには支障はないので、塩化を起こしてしまった場合には却って日常使いでガンガン使ってあげて服との擦れなどで塩化による変色が濃く浮き出てくる隙を与えないといった使い方もアリかと思います。

さて、塩化と言うと、塩化→塩→海水…などと連想されますが、海でシルバーアクセサリーを着けるのがお勧めされないのも、お手入れ具合は人それぞれゆえに、海水の塩分・水分の残存を考慮しての事であったりします。

ここからは自己責任の話しになってしまうのですが、実は私、海でもお気に入りのシルバーバングルやネックレスは着けっぱなしだったりします。

ダイビングが趣味だった頃はそのまま着けて海に潜っていたり…と、結構乱暴な使い方をしていたりもしますが、これはぞんざいに扱っている訳ではなく、いつも身に着けていたいお気に入りのアクセサリーだから…という理由。
シルバー自体は水に強いもので、ちゃんと純度のしっかりした物でしたら水洗いも出来ますし、塩分・皮脂といった汚れを洗い流してちゃんと乾燥させると問題ないもので、却ってしまいっ放しの状態よりも艶の面では良好な点もあります。
(我が家で一番長老の私用シルバーバングルも、持ち主の酷使にもかかわらずに状態はキープしたまま大のお気に入りの一品だったりします。そう言えば、学生時代からずっと愛用しているシルバーのキーホルダーも、日々バッグやポケットで擦れながら使用している事もあって手入れなしでもピカピカなままですね🔑)

但し、やはり扱い・お手入れの塩梅は人それぞれ千差万別で機微・差異などはあるかと思いますので、公にはお勧めできませんし、あくまで自己責任で私物だから行っている事柄。

要は、シルバー製品は『拭く→乾かす→空気&水分に触れさせないでストック』という三原則が基本のような気がします。

という訳で、今回はシルバーの黒ずみについて書かせて頂きましたが、シルバーアクセサリーがお好きな方にとっては硫化による黒ずみはある意味「宿命」のような当たり前の事のような気がします。
面倒くさがらずに相棒と思って仲良く付き合っていくという姿勢がシルバーアクセサリーには重要なのかもな~…と思う今日この頃です。

という訳で、本当はシルバーのコーティングなどについても書きたかったのですが、だいぶ長文になってしまいましたので次回ブログにて…

それでは皆様、良いシルバージュエリーライフをお過ごし下さい👍

火炎樹の咲く頃にはオリジナルアクセサリーを紹介できれば良いのですが…(^^;

火炎樹

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織物の中のモチーフ【渦巻き】

気が付けば暖かさも増し、春の始まりが感じられる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
2月が短い&年度末という事で、毎年この時期はあっという間に過ぎていくような気がしますが、気のせいでしょうか?

そう言えば、コロナで世界が騒ぎ出したのも年明け~初春のこの時期でしたね。
あれから早3年という事で、神奈川県民としてはダイヤモンドプリンセス号の事なども思い出されますが、ようやく本当の意味で心にも春が来始めたような気がします。
あの節のシウマイ弁当4000個は悲しい結末でしたが😭、時期柄からかその事を思い出してついついシウマイ弁当を買ってしまいました。

シウマイ弁当

因みに、甘い物が超苦手な私は、アンズは最初に食べて存在を忘れる派だったりします。

なんてお話を書いていたら、タイミング良くダイヤモンドプリンセス号が三年振りに今日来日したそうですね🛳️

そんなこんなな春の始まりの中、合間を見てはこの3年の間になまった脳に刺激を与えるために染織事を色々とチェックし直しておりますが、ふと気付いたら「織物の中のモチーフ」シリーズが最近ご無沙汰だったような…。

という訳で、今回はお久し振りの「織物の中のモチーフ」シリーズ第34弾として『渦巻き』をご紹介したいと思います。

渦巻きは普遍的な形ですので、様々な所で様々な物にモチーフとして表現され、当店で扱っているカレン族のシルバーアクセサリーの中にもよく登場します。

カレン族シルバーアクセサリーの渦巻き3

が、いわゆるイカットやマットミーなどの「絣」の文様として現れることは無く、これは織ることで文様を表現する場合に円状の物は織りにくいからかな?…と考えてみたり。
波状の文様や小さめなドット状の円形などは見られますが、くっきりとした渦巻きや円形は東南アジアの「絣」を含めた「織り」の分野では殆ど見掛けなかったりします。

「織り」の代わりと言ってはなんですが、ろうけつ染めや絞り染めなど「染め」の分野では渦巻きはよく見かけるモチーフ。

…じゃあ、「織物の中のモチーフ」じゃなくて「染織の中のモチーフ」よね?…なんてツッコミが入りそうですが、まぁその辺はご容赦の程を。

で、この渦巻きが多用される事の多いのが、モン族のろうけつ染めやパッチワークなのでは…と思います。
くるくるとしたデザインの渦巻きは可愛らしいもので、タイやラオスのマーケットに行くとモン族による様々な布雑貨や手芸品にあしらわれた渦巻きが見られます。
この渦巻きにはモン族の人々の人生観が込められていると言われております。

モン族の渦巻き4

渦巻きはカタツムリ(Qwj)などと称されておりますが、家族の成長と発展・繁栄を願うモチーフと伝えられております。

一つの渦巻き(カタツムリ)で家族、二つの渦巻きで結婚で繋がる二つの家族を表すのだそう。

モン族の渦巻き3

そして、この二つの渦巻きが組み込まれた象の足と呼ばれる繁栄を表すモチーフを外周に、団結や家を表す幾何学模様を中心に組み合わせたモチーフなどもございます。

モン族の渦巻き2

モチーフとモチーフを組み合わせて文字のように物事を伝える…そんなふうにも感じられますが、モン族はかつて文字を持たない民族だったと伝えられております。
持たなかったというよりも、東南アジアに南下してくる以前、中国南部に暮らしていた時代に漢民族によってモン族独自の文字や言語を使用する事を禁止され、その代わりに染め・刺繍・アップリケにあしらうモチーフを文字の代わりとして伝達・コミュニケーションのツールとして使用してきたという説があるそうです。

今日もモン族の民族衣装には様々なモチーフが踊り、可愛らしい風合いもあって世界的に人気ですが、こうした歴史的な流れで生み出されたコミュニケーション方法と考えると、切ない思いも感じてしまいます。

モン族の渦巻き1

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我が家の防犯の形を考える

まだまだ寒さが続いておりますが、そんな中でも漂う空気に春の兆しをほんのりと感じられるようになった今日この頃🌸、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、昨今なかなか物騒な世の中になったようで防犯グッズが飛ぶように売れているそうですが、我が家でも何か準備しておいたほうが良いのかな?…と思い、ツレに、
「スタンガンが良いかな?」
と言ったところ、
「やり過ぎ…」とダメ出しをされた次第。

私「防弾ベストはいる?」
ツレ「それもやり過ぎ…」
私「だってさ、ドラマで見るFBIとか書かれた防弾ベストってイイ感じじゃん♪」
ツレ「FBIって…それ無理」

では、と考えたのが催涙スプレー。
これなら現実的&悪者と接近戦にはならずに離れて使用できるという事で、今度〇mazonで注文する物が出た際にでもついで買いをしてみようかと考えております。

でも、ほんの少し前まで世界的にもトップクラスに治安の良い安心安全な国であったはずの日本が、急激に変わりつつありますよね。
今の所は、他国に比べたら治安の良い国である事に違いはないんですけれどもね。

催涙スプレーを購入するまでに、では我が家にはイザの時に防犯用に戦える…いや、戦っちゃいいけませんよね😓、通報までの時間稼ぎに使えそうな道具は、台所などの刃物以外に何があるか…と、ふと周りを見まわしてみました(刃物などは奪われて返り討ちに逢ったら大変ですもんね!…と、何を想定しているんだか自分でも分かりませんが…)。

理想は、相手と距離を多少は取れる長めの頑丈な物。

まず目に付いたのが指輪のサイズを測るフルサイズの棒状リングゲージ。
長さ40cm位の金属棒なのですが、警棒というか護身用の棒にそっくりで持ち易く、仕事机のすぐ横にあるのでこれは利用できそう!
しかも、長年愛用してきた物の表面が劣化してきたので、つい最近新調したばかり。
という事で、新旧二本あるので二刀流ができます!

続いてドラムスティック…は、結局は軽い木の棒だしなぁ~…と。

お次は、スンバ島で商品用として仕入れたもののお店のサイトに出しあぐねている木彫り像。

スンバ島の木彫り像

元来はスンバ島の伝統家屋の上に飾るための像で、家の守り神的な意味合いを持つ物なのですが(下の画像は他の村のものでサンプル画像ですm(__)m)、

スンバ島の伝統家屋の屋根

自立できない形状のため、スタンドを作って販売しようかな~どうしようかな~…と考え続けながら、そのまま我が家で寝そべり続けて幾年か…という状態。
島で二番目に歴史のある伝統村で頂いてきた木彫り像なのですが、アイアンウッドに似たかなり硬めの木質で、棍棒のようなグリップしやすい足元の形状なので、いざとなったらこれもありかな~…なんて不謹慎な事を考えてみたり。

そして最後がツレの趣味カメラ📷用の三脚三本。
なぜ三本もあるのか??…と、以前にブログ内に書いた「レンズ沼」の話し的な流れになりそうですが、非常に大きく重~い物もあるので、これは使えそうだな~…と考えてみたり。

まずは治安の良い日本に戻ってくれる事が一番なのですが、色々と自衛しながら生きていかなければいけない時代なのかな~…とシミジミ思ったりします。

幸い、織物探しで私が訪れるエリアは、自分から危険なエリアに飛び込んでいかなければ治安もほぼ良いほうで、味わい深い場所が多かったりします。
そうした地でつくられた味わい深い手織り布を、これからもご紹介できるように頑張っていきたいものです。

スンバ島の織り風景

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新年の事始め

皆様、明けましておめでとうございます🎍

新年は色々と決意新たに心がサワサワと動き出しますが、今年こそは三年前までのような日常が戻ってくるような、そんな気がする今日この頃です。

輸入業に携わる者としては本当に本当~に翻弄され過ぎる程に翻弄され放題な期間でしたが、何となく去年よりは進みやすいムードになりましたよね。

PANDAN TREEも、今年は当店らしい商品紹介が再開できるようにプランを固めていたりします。
そのためにも体力も付けておかないとね💪🏽

そんな昨今ですが、この冬は通常業務&プランを思案する合間にオリジナルアクセサリー用にワックスコードの三つ編みを数十m分作ったり、天然石の穴を拡げたり…といった地道に地味~な作業を続けておりました。

数十m分の三つ編み作りはさすがに大変なので、何か簡単に三つ編みができる機械はないものか…と探してみたのですが、かなりニッチな分野のようでなかなか見つからず、そんな時に見つけた糸撚り器なるものも購入して試してみたのですが、上手くいかずに見事に惨敗(´-ω-`)…。

結局は地道にこんな瞳孔の開いた目をして→(゜_゜)延々と編んでおりましたが、こうした地道な作業を黙々と続けている間って様々な事が頭をよぎりますよね。
時折、今後のプランの閃きがピコ~ン💡!と出てメモをしてみたり…と、こういう地道作業も人生には必要なのかもなぁ~…なんて考えてみたり(^^;。

そして、年が明けての事始め(仕事始め)は通常業務に加えて、この無事に編み終わったワックスコード用エンドパーツ実験から始まっております。
要は、シルバーアクセサリー大好き人間が運営しているお店なので、

出来るだけオリジナルアクセサリーの基礎パーツにもシルバーを使用したい。

でも、コード使用のアクセサリーって結構乱暴な使われ方しちゃいがちよね(ワタシを含む)

でも、シルバーって硬度はないから、乱暴に扱われるかもしれない場合のエンドパーツには耐久性が不安よね

さて…どうしたものか(´-ω-`)…

といった流れから始まった実験だったりします。
まぁ、いつもの芋づる式な好奇心も多分にあるんですけれどもね( ̄▽ ̄)。

という訳で、年末に様々なお店から取り寄せたパーツを人の汗に見立てた塩水(いやいや、それ以上に非常~に濃い塩度にしてみました)に漬けて、どういう状態になるか実験!

結果、“高品質で錆びにくい”と謳って販売されていてもあっという間に錆びる物がある一方で、世界で知られた信頼のおけるとある会社のパーツは数週間塩攻めに逢ってもビクともせずさすが!…など、実際に試してみないと分からない事が多々。

「品質って千差万別よね~」
…と改めて感じると共に、自分のお店でもお客様に喜んで頂ける品質の物をお届けしたい!…と、改めて再確認した次第です。
時々、こういう再認識&気付きの瞬間に出会えるのってありがたい事ですよね♪

そんなこんなですが、コードを括るパーツには強度に優れ水・塩にも錆びにくいステンレス(サージカルステンレス含む)製を使用して、その部分をカレンシルバーなどで覆う形になるかな~…といった感じですが、表に出ない基礎パーツの品質と頑丈さって、結構…いやいや、かなり大事で、それこそ縁の下の力持ち💪🏽!なんです。

こうしたパーツは扱っているお店が非常に少なく、揃えるのもなかなか大変だったりしますが、それでもお客様に安心して身に着けて頂けるように手抜きはしませんよ~(^_^)v。

…といった年始めの心の燃え具合ですが🔥、老若男女様々な方の好奇心をウズウズできるようなアジアの伝統品を、素敵な形で紹介できる年にしたいと思っております。

本年も、どうぞ宜しくお願い致します!

江の島からの富士山