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アジアの織物 PANDAN TREE blog

~アジアのことから身近なことまで、きままブログ~
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PenglipuranとCem-cemとJamu

だいぶ寒さも増してきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

ちょっと前までの猛暑に体が油断をしていたのか、ちょっと喉がイガイガしたりと体調管理が難しい今日この頃。
風邪薬を飲むほどでもないしなぁ~・・・といったそんな時、ふと作るのがちょっと薬膳的な感じもする自己流ティー。
紅茶にたっぷりの生姜・・・と、ここまでは母に教わった味なのですが、+αをする癖のある私は、その後、クコ・黒糖or蜂蜜・シナモンなど周りにあった体に良さそうな物をドンドン加えて自己流に作るようになりました( ̄▽ ̄)。
身体がポカポカになり、これが個人的には風邪気味撃退!の必須アイテムだったりします。

さて、地域によって滋養に良いと昔から伝わり根付いている物は様々ですが、そうした各地によってのバラエティもまた楽しいもの。

例えば、インドネシア版漢方と言われるジャムウ(Jamu)。

時には町なかにジャムウのドリンク・スタンドがあったり、市場にはジャムウ売りのお母さんがいたり。
薬局やスーパーに行くと、袋や箱に入ったレトロなパッケージがツボにはまる各種効能のジャムウが沢山。
ジャムゥ

人気のスリミングティーも、気が付けばあらジャムウ。
ジャムゥ・スリミングティー

食べ物だけでなく、一家に一個の万能薬と言われるボカシオイルも、あらジャムウ。
ジャムゥ・ボカシオイル

その他にも石鹸・シャンプー・コスメなどなど...。
そんな訳で、インドネシア滞在中は知らないうちにジャムウのお世話になっている事が多々あったりします。

さて、ジャムウ・ドリンクについてですが、物によっては、
「何が入っているか分からないから、ちょっと怖いな・・・」
と思われる場合もあるかもしれませんが、色々と種類もあるので試してみても楽しいと思います。

そんな中、ご紹介したいのが、プンリプラン(パンリプラン/Penglipuran)村特産のジャムウ・ドリンクLoloh Cem-cem。
パンリプランのチャムチャム

Lolohがバリ語でJamuの意味らしく、“チャムチャムのジャムウ”となるのですが、このチャムチャムとはタマゴノキに似た植物らしく・・・とは言ってもタマゴノキが残念ながらピンとこないのですが(^^;、ウルシ科の植物らしく、その葉が緑色の正体らしいです。
そこにシナモンやらキンマの葉やら、その他にも何種かの葉、ココナッツウォーター、パームシュガーなどが加えられております。

上の画像でも分かる様に、ココナッツの白い実の部分も大胆に刻んで浮かんでいて、飲んでみると微かにしょっぱい!・・・と驚かれると思います。
はい、塩も入っております・・・。

村内の至る所で販売されているので、常夏の島の旅で疲れた際などは飲んでみてはいかがでしょうか?

さて、このチャムチャムの作られているプンリプラン(パンリプラン/Penglipuran)村は、2015-2016年にCN Travelerという旅行雑誌のロシア版で“世界で最も美しい村”の一つに選ばれました。

段々状の村の造りはトゥガナン村に似ており、道を挟んで民家が並んでいます。

プンリプランは国内でもTVやCMの撮影で使われる事もあるそうで、インドネシアの人々にも人気の観光地となっております。
私が訪れた時は、こんな賑わい(^^;。
パンリプランの街並み

その人だかりの中に、また人だかりが出来ていたので、
「どうしたの?」
と通りすがりの人に聞いた所、
「有名なミュージシャンが来てるんだよ~」
との事。

家族旅行中らしく、服装的にハードロック系の方なのかな?といった感じでしたが、多分インドネシアの音楽事情に詳しかったら分かったんだろうなぁ~・・・と、ちょっと残念(´-ω-`)。

因みに、ガイドブックではパンリプランと書かれている事が多いですが、こちらはインドネシア語。
で、プンリプランがバリ語だそうです。
ガイドブックを見ながらバリっ子のドライバーさんに、
「パンリプランに行ってみたいんだけど」
といった所、
「あぁ、プンリプランね」
と言い替えられたので、アレッと思ったのですが、どちらでも通じますのでご安心を。
悩んだら、
“ぷぁんりぷらん”
・・・などと勢いで誤魔化すのも宜しいかと思います( ̄▽ ̄)。

さて、そんなジャムウ。
日本の家庭では作れないものかと思っていた所、帰りの空港の本屋で見付けました、ジャムウの本を!
ジャムゥ本1

早速、搭乗の待ち時間に読んでみると・・・こんな文字が・・・。
ジャムゥ本2

衝撃のスプライト!

う~~ん、そうきたか(´-ω-`)。
奥が深いジャムウの世界・・・。

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カレン族シルバーの純度

ここしばらく、週末には台風がやってくるといった感じの今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
久し振りに、清々しいお天気で週末を迎えたいところですね。

さて、前回の記事で、オリジナルアクセサリーを作り始めようと素材のカレンシルバービーズを眺めているうちに、カレンシルバーアクセサリーの仕入れもしたくなった旨を書かせて頂きましたが・・・やはり芋づる式にその方向に進みつつあります。

と言うか、グングン進んでいます!
カレン族シルバーが好き過ぎて、どうしても歯止めが効かなくなっちゃうんですよね~(*‘∀‘)。

只今、カレンの職人さんと相談中といった感じですので、仕入れ&サイトでの紹介はまだまだ先になりますが、本格的に寒くなる前までには・・・と考えております。

さて、このカレン族シルバー。
魅力の一つとして銀純度の高さがあり、これまでも本ブログで何度か触れてきましたが、最近はこの純度がなかなか一筋縄にいかない現状であったりします。

同じお店や職人さんでも、場合によっては純度に変動がある場合も実際にあったりで、失礼かと思いながらも、仕入れの度に確認をしている次第(^^;。
中には、突然純度を数パーセント下げての制作へと変更があったために、やむなく購入を止めた仕入れ先の工房も・・・。

カレン族シルバーは95%以上、感覚的には95~97%程といった感じが多く、高い場合は99%の事もあり、スターリングシルバー(silver925)よりも高純度で作られております。
ただ、99%の場合は、銀線や銀板が細い・薄いデザインの場合には変形し易いので、そうしたデザインの場合は個人的には97%位が扱いやすく程良い質感のような気がします。

気の利いた工房さんなどでは、本体は97~99%、ピアスフックなどの銀線が細い部位などはあえて2~3%純度を下げて強度を増す・・・といった作り方をしているそうです。

追記になりますが、この高純度のため、スターリングシルバーよりは柔らかめとなり、デザインによってはサイズを微調整できる場合も多々あります。
バングルなどは男女共にお使い頂ける様に、微調整がし易いスリットのあるデザインを主に選んで仕入れしておりますが、リングでも多少は微調整可の物もあります。

例えば、こうしたリング↓。

カレン族シルバーリング1

背面側(手の平側)にスリットが入っていますので、数号程でしたら広めてお使い頂けます。

カレン族シルバーリング2

問題は、こうした地厚デザインの物↓。

カレン族シルバーリング3

よくサイズを「アジャスタブル」や「フリー」としてショップさんで紹介されている事がありますが・・・、女性の力で丁度のサイズに上手く調節できるかなぁ~(^^;??・・・と、個人的には思っていたもので、以前、似たデザインの物を“広げられるか実験!用”に1つ私物として購入し、調節してみました。
根性はあるが握力の弱い私が挑戦した結果・・・やっぱり、おいそれとは“アジャスタブル宣言”はできないかも・・・といった感じです(^^;。

基本的には、仕入れたままの状態で計測した号数を商品ページに記載しておりますが、最初の品の様に、スリットがあって銀板が通常の厚さ程でしたら、(スリットの間は開きますが)多少大きくサイズ調整をしてお使い頂けると思います。

因みに、1号分の日本サイズの差異は1mm程(参考:9号の円周=49.2mm / 10号の円周=50.3mm / 11号の円周=51.3mm ...... )。
背面側(手の平側)にスリットがあるデザインのリングの場合は、スリットの隙間が5mm開く位(5号分程)でしたら、広げても着け心地に支障はないのでは・・・と思います。

閑話休題。

話は戻りますが、ところが最近、チェンマイの老舗シルバーアクセサリー屋さんで、92.5%いわゆるスターリングシルバー(silver925)でのカレン族シルバー作りを始めてしまいました・・・。

何という事でしょう!

この記事に書かせて頂いたように、EUなど向けに925の刻印をしているだけで純度は高純度のままというパターンではなく、本当に92.5%で作っているお店がチェンマイでまた増えた・・・という、何とも切ない状況です。

昔はランナー(北タイ)地域のスターリングシルバーアクセサリーと共に、カレン族によってつくられた高純度カレンシルバーも販売しているといった感じのお店だったのですが、何やら様変わりしてしまったようです。

個人的には、ネットショップを始めた頃から見掛けていたお店。
・・・が、カレンシルバーの品揃えが“仕入れ”という面では少ないかなぁ~といった感じなので、ここで購入をしたことはないのですが、ショッピングエリアの中心部にお店を構えている事もあり、渡チェンマイの際はお店を眺めたりしておりました。
その後、他の観光客の方々が多く訪れる場所にも支店が増えていっているので、多分、立ち寄られた方も多いと思います。

折角の魅力部分を削ぐなんて・・・と思いつつ、実際の所、銀価の変動に悲鳴を上げている工房もあるそうですので、何とも言い難いのですが、2011年の銀価ピーク時よりは下がったとは言え、それでもお店を始めた当初に比べたら数倍の状況は続いています。

個人的にカレン族シルバーが大好きなので、当店では仕入れをコンスタントに続けておりますが、そう言えばこの銀価暴騰の前後でカレンシルバーを扱っているネットショップさんが激減といった事もありました。

東南アジアでは、非常に様々な雑貨やアクセサリー、そして織物が作られています。
でも、その中で、
「是非仕入れたいっ!」
と思える物との出会いは、実際は少なかったりします。

例えば、バンコクのチャトゥチャックに行けば、様々な品が並び、近くのJJモールなどの周辺施設も含めると、この界隈での仕入れだけでも簡単にお店を開く事が可能なんだと思います。

チャトゥチャック・マーケット

でも、
「こういう品々をお客さんに紹介したいの?」
と、自問自答してみると、やっぱり品揃え的にウチのお店では違うかな・・・と思う自分がいたりします(^^;。
もちろんマーケット大好き人間ですし、宝探し的な楽しさもあるので、私的に存分楽しみますよん(^_^)。

仕入れ旅で色々巡っていると、作り手さんの中には魅力的な方が多く、the 職人!な技を持ちつつ素朴だったり、お茶目だったり・・・と、そういった人間臭い側面に惚れこんでしまったりもします。
そして、そうした人々によって作られた品々をお客様に永く可愛がって使って頂けたら・・・と。

今回のカレンシルバーの作り手さんも、期せずして縁あって仕入れを開始し、色々と配慮頂いている方々ですが、こうした縁を大事にしていきたいと思います。

チェンマイ市内

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「ゆうパックスマホ割」のジレンマ

急に肌寒い日が続いているここ数日の神奈川ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、9月25日から郵便局にて“ゆうパックスマホ割”サービスが開始されました。

2017年9月に“Web決済型ゆうパック”サービスが開始される旨の告知がされておりましたが、それがこの“ゆうパックスマホ割”のようですね。

で、当店の場合は、日頃の発送で郵便局を利用しており、且つ定形外郵便での発送もご選択頂ける事もあって、ゆうパックも多くは郵便局持込みで発送しております。

運賃値上げが多いこのご時世。
年初めのゆうパック運賃の値上げもありましたし、少しでも送料を安く皆さんにお買い物頂けたら・・・と思っておりましたので、この“Web決済型ゆうパック”開始予定のニュースを昨秋に見た時は、
「アリガタイ!」
と思い、郵便局で詳細は決まっているかな~・・・と何度か伺ってみたり、郵便局本店に問合せしてみたり・・・としていました。

・・・が、結局、詳細は最近まで分からないままで、
「上の方で突然決めた事で、こちらにもまだ何も知らされていないんです・・・。(結構このパターンが多いそう(^^;。)」
といったお返事も。

先月辺り、『どうなってるかなぁ~?何か決まってるかなぁ~?』と久し振りに聞いてみたところ、“スマホ割”というサービスが始まるらしいとの事。
スマホ限定のサービスなの?・・・と一抹の嫌な予感を感じつつ、じゃあ・・・と検索して調べてみても、特には目ぼしい情報もなく・・・(´-ω-`)。

そんなこんなで、
「ホントにこのサービス始まるの?」
と訝しく思っていたのですが・・・、この25日から“ゆうパックスマホ割”として突然こっそり(?)サービス開始されておりました(´・ω・`)。

で、本来ならば意気込んで利用開始したいところですが・・・、

・代金引換には対応していない
・スマホでしか運用できない
・アプリのクレジットカード決済の段階で謎のエラーが出ることがある(←これはダウンロード先のGoogle Playの口コミで見かけた事柄)

といった現状のよう。

う~~~ん、悩ましい。
代金引換をご選択のお客様も多いですし(代金引換の場合はこの送料、その他はこの送料なんて設定、ショッピングカートにありません(T_T)。)、スマホアプリでお客様関係の情報を入力・管理はセキュリティの面でパソコンよりも不安ですし、決済エラーはもっての外だし・・・という事で、取りあえず実際にどんなものかとアプリをインストールしてみました。

カード情報登録などを登録してアプリ手順を進んでみたら、やはり代引きには対応していず・・・(´-ω-`)。
お客様のお名前・住所・電話番号なども受注のパソコン画面やプリントアウトした用紙を見ながら手打ちでポチポチとスマホに登録しなければいけない・・・。
う~~~ん・・・。

割引が受けられるのはありがたいのですが、ネットショップで使用するには、イマイチなんかちょっと帯に短したすきに長し・・・なサービスなんですよね~(´・ω・`)。
出来れば、パソコンでも運用出来るようにしてくれれば、作業面・登録面・セキュリティ面でも安心で良かったんですけど・・・。

それで、昨日郵便局に発送に行った際に伺った所、メルカリなどの発送が増えたために、その対処として始められたサービスで、基本的には個人のお客様向けといった位置付けだそうです。
あっ、それでスマホ限定サービスなのね・・・と腑に落ちた次第。

何となくサービスの概要を初めてみた時に、オークション系での利用だったらピッタリなサービスなんだろうなぁ~と思っていたのですが、やはり・・・といった感じ。
ネットショップとして考えると、使い難いですね(+o+)。

という訳で、お店での使用は当面せずに、私事で使用してみるなどして様子見をしてみたいと思っています。

因みにこのゆうパックスマホ割、androidでは4.4W以降のバージョンからの対応となります。

そんなこんなで、ちょっと他の発送方法も考えた方が良いのかな・・・と考えている今日この頃です。

さて、前回のブログでオリジナルアクセサリー作成の予定を記載させて頂きましたが、素材のカレンシルバービーズを眺めているうちに、カレンシルバーアクセサリーの仕入れもしたくなってしまい(^^;、只今色々検討中。
ついつい、芋づる式に物事を進めちゃうんですよね~(*‘∀‘)。

という訳で、UPはまだまだ先になりますが、この芋づる方式の意気込みで様々な品を皆様にお届けしていきたいと思います♪

ラオスの郵便ポスト

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パヒクン・パヒタン・カナタン...

急に秋らしさが深まってきた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、しばらく在庫が少なくなっていたスンバ島の浮織り布パヒクン(Pahikung)ですが、先日ようやくUPさせて頂きました。

スンバ島パヒクンコーナーへ ▸▸▸

スンバ島浮織り布パヒクン&パヒタン

スンバ島では島の染織を代表するイカット(絣)製の男性用腰衣ヒンギー(Hinggi)と共に、パヒクンと呼ばれる独特な風合いが魅力の浮織り布も盛んに作られております。

パヒクンは、女性の腰巻(サロン)を飾る装飾や肩掛け、そして男女の頭飾りなどとして使用される事が多い、ちょっと地厚めの存在感のある織物で、スンバ島イカットと同様に様々な文様が織り込まれております。

織り上げた後に経糸の文様部分を彩色する摺り込み染めが施されることが多く、文様好き&ダイナミックな織物好きの私としても大好物な織物なのですが、

スンバ島浮織り布パヒクン1

実は文様が無彩色の物も大好き(*‘∀‘)!
・・・ということで、無彩色のパヒクンも併せて仕入れして参りました。

スンバ島浮織り布パヒクン2

いかがでしょう?
同じパヒクンといっても、風合いがガラリと異なって素敵ですよね

そして併せてこちらの織物も入荷致しました。
その名もパヒタン(Pahitang)。

スンバ島浮織り布パヒタン

このパヒタンについては他店様でもネットの染織情報でも説明されている事が少ないようなので、少々ご案内を。

生まれはスンバ島北東部の村カナタン(Kanatang)。
このカナタンは、島東部の中心地ワインガプのちょっと北に位置する村で、ワインガプからドライブして北上すると道沿いにパラパラと家が見え、気が付けばアッというかアレッ?・・・という間に過ぎてしまうような、そんな集落です。

このカナタンでつくられた浮織り布がパヒタンと呼ばれ、分類的にはパヒクンの一種なのですが、パヒクン程は地厚ではなく質感的にはイカットとパヒクンの中間といった感じで、技法的には昼夜織りのような仕上がりとなります。

“パヒクン・パヒタン・カナタン・・・”
“Pahikung・Pahitang・Kanatang・・・”
・・・と、名前が似ているので、ちょっと呪文のようになってきましたね(^^;。

ここカナタンでは、このパヒタンとイカットを併用したヒンギー(男性用腰衣)などもつくられており、こちらのヒンギー↓もカナタンでつくられました。

カナタン製ヒンギー ▸▸▸
スンバ島カナタン製ヒンギー

スンバ島は面積で言うとバリ島の約2倍程ありますが、人口はほんの60万人少々と約7分の1。
そうした中で、多様な染織づくりが受け継がれている事に、心から敬服です。

スンバ島北東部

・・・と、ここでスンバ島のホテルで見掛けた気になった風景を一つ。

なぜか裏面でテーブルに飾られているパヒクン・・・。

スンバ島のホテルで見かけたパヒクン

本来こういう使い方はしないので、
ホテルの子に聞いてみたら、
「(表が)汚れちゃうから・・・。」
だそう(^^;。

そう言えば、東南アジアの手織り布って、元来はあまり洗濯しないんだよね・・・と思い出したスンバ島の夜でした。

という訳で、パヒクンのUPも終わりましたので、久し振りにオリジナル・アクセサリーの制作に入ろうかと思っております。
今回はアジアンシルバー多めで作りたい気分ですので、エスニック感が増したデザインがメインになりそうです。
寒くなるまでに完成出来れば・・・といった感じですが、どうぞお楽しみに♪

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ユニークな植物達【カレン族シルバーの中のモチーフ】

台風一過となった本日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今年は本当に台風が多いですが、どうぞくれぐれもお気を付け下さいませ。

さて、今回は久し振りに「カレン族シルバーの中のモチーフ」シリーズを。
今回のお題は植物。

自然と共存してきたカレン族のシルバーアクセサリーには、身の回りで見かける様々な植物が登場します。
具象的にリアルに表現されたものも多く、頭に浮かぶものをサッと列挙してみると、蘭・薔薇・プルメリア・苺・林檎・パイナップル・唐辛子・エンドウ豆などなど・・・。
ジャスミンの蕾らしき造形もあったりで、実に多様。

もちろん、各種の葉なども具象的に表されたり、下の画像の様に刻印としてあしらわれたり。

カレン族シルバーの葉脈の刻印

そんな中で、ちょっとユニークな植物や造形も見られます。

例えば、バナナの花。
バナナの花をかたどったカレン族シルバー

花の雄しべや雌しべの集まり。
花のつぼみをかたどったカレン族シルバー

そう言えば、タイ北部などではギウ(Ngiu)と呼ばれる赤い花が咲く背の高い木が見られますが、このギウの雄しべなどがスープなどの食材として市場で売られていたりします。
それをイメージしたモチーフか・・・は定かではありませんが(^^;、ふとこの造形を見て思い出した次第です。

こちらは、花の種が入った莢をかたどった物。
身近なイメージで例えると、菜の花の莢のような造形とでも言いましょうか。
種をかたどったカレン族シルバー

そして、クラウンフラワーをかたどったカレン族シルバーも見られるのですが、残念ながらシルバーの方の画像は手元になかったもので、こちらの画像でご覧下さい。

クラウンフラワーをかたどったカレン族シルバー

この中央の白い花がタイではドークラック(Dook Rak/Ruk)と呼ばれるクラウンフラワーなのですが、お供えの花輪などにあしらわれる事が多いので、見かけた事のある方も多いかと思います。
このお花、タイ語で『愛の花』というロマンティックな意味合いを持つそう

最近はクラウンフラワーをプラスチックでかたどって花輪にする事も増えてきているようで、実は上のクラウンフラワーもプラスチック製だったりするのですが(^^;、カレン族の皆さんは、この花をシルバーでそっくりに制作している訳です。

そして、伝統デザインの中には、稲穂をイメージした物も。
稲穂をかたどったカレン族シルバー

このくるんと2つ丸まった先の辺りが稲穂を表しているそう。

色々なカレンシルバーを眺めていると、本当に身の回りの様々な自然の植物が取り込まれているのが分かります。
カレン族の人々が生活している環境に思いを馳せつつ、カレンシルバーを眺めてみるのも楽しいものです(^-^)。